用途による板選び
樹脂製敷板には、様々な板厚とサイズ、表面仕様があります。
用途に応じた板を選びましょう。
1.主として、農業用ハウス・人が歩く通路など
人の歩行を目的とし、屋内などで、土汚れを防ぐ養生を行いたい場合、地面が硬ければジュライト6(板厚6mm)ジュライト10(板厚10mm)をお勧めします。
屋外などで、泥汚れによる滑りなどを防ぎたい場合は、「らくらくばん」(農業用敷板)がお勧めです。
また、通路幅が細くても良い場合には、ハーフカットL板(いわゆる長尺タイプ)が便利です。
農業用のハウス内通路、園芸用、工事中の校庭、歩道等に良く利用されています。
2.倉庫内の敷設
床からの湿気や汚れを防ぐためや、保管品を載せる用途では、ジュライト6、ジュライト10等が適しています。
倉庫内で、車両の出入りやフォークリフトの走行がある床を養生される場合には、ジュライト10、スーパージュライト、BAN・BAN(バンバン)などの厚みがあるタイプが良いでしょう。
3.畑作業・畑などに軽トラック等で乗り入れ
農業用敷板の「らくらくばん」は軽く、持ち運びが楽で、すべり止めリブもありますので、畑などの作業に向いています。
畑などに軽トラックで乗り入れる場合にはタイヤの通り道に長尺タイプの長細い板を敷くと経済的です。その場合も滑り止めリブのある板を使用されることをお勧めします。
畑の土が軟らかく、N値が2以下の場合は樹脂製敷板のご利用は控えて下さい。
4.泥の露地現場に車両を乗り入れる
軽自動車、普通自動車程度の乗り入れの場合は10mm以上の板厚にてご利用下さい。
重機、大型トラック等の乗り入れの場合には総厚15mm以上をお勧めします。
軟弱地盤での使用の場合、N値が2以下での使用は控えて下さい。(メーカー公表データ)
(地面が柔かい場合、タイヤの下の敷板が車両重量で沈み、曲がるため)
5.重機走行時の路面養生
ブルドーザー、パワーショベル、クレーン車等の重機走行時に路面を養生したい場合は、総厚15㎜以上(リブ高さも含む)の敷板をお勧めします。
軟弱地盤での使用の場合、N値が2以下での使用は控えて下さい。(メーカー公表データ)