よくあるご質問
- Q1樹脂製敷板の材料は何ですか?
- A1 現在、多くの樹脂製敷板は低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)もしくは高密度ポリエチレン(HDPE)が主として使用され、再生樹脂も利用されています。
ポリエチレン樹脂は割れにくいのが特徴です。 低密度ポリエチレンの敷板は高密度ポリエチレンの敷板と比較し、柔らかく(より割れにくい)、軽量です。 - Q2不要になった樹脂製敷板の処分は?
- A2 樹脂製敷板の不用品は、リサイクル材料として、樹脂製敷板の原料として利用されます。
通常の廃棄処分では、産業廃棄物として処分費用がかかりますので、引き取りを行うメーカー製品をご利用するとお得です。
京葉興業 ジュライト、スーパージュライト
京葉興業では、同社の製品であれば、再生素材用としての買い取りを行っています。
送料はユーザ様のご負担です。詳しくはメーカーにお問合せ下さい。 - Q3樹脂製敷板の使用限度期間は?
- A3 使用期間はポリエチレン樹脂の素材そのものの使用限度期間になります。京葉興業では、下記内容を公表しております。
スーパージュライトの場合、使用するポリエチレンの一般物性から通常のご使用で7年としています。
経年により、表面は白化してきますがカット断面は、異常が見られません。耐久性としては10年以上の実績を持っています。 - Q4樹脂製敷板はどれくらいの重量に耐えられますか?
- A4 一般的に、ポリエチレン製の敷板の圧縮強度は下記のような数値となっております。
スーパージュライトの場合 1cm²あたり 255kg BAN・BAN(バンバン)の場合 1cm²あたり 224kg
それぞれの車輪の設置面(200mmx200mm)は下記荷重まで耐えられる事になります。
スーパージュライトの場合 200mmx200mmとした場合 102t BAN・BAN(バンバン)の場合 200mmx200mmとした場合 80t
また、クローラ等使用の重機の場合も、クローラ全体の設置面積が大きい為、荷重が分散され、十分な耐荷重的があります。(クローラでの車両の走行試験、実績多数) - Q5樹脂製敷板の地面への固定、敷板の連結方法は?
- A5 地面への固定は、Lカンなどの打ち込み杭をご利用下さい。
杭の長さが短い場合は、トラック等が敷板の上を走行した場合に、板が多少浮き上がる場合もありますので、長めの杭をご推奨します。
・固定と連結を兼ねる
地面への固定と敷板の連結を兼ねる場合には、U字アンカーを使用します。
敷板メーカー毎に仕様が異なりますので、ご注意下さい。・敷板の連結
軽養生用途で簡単に連結したい場合には、ナイロン製、もしくはステンレス製の結束バンドをご利用下さい。・専用の接続金具の使用
メーカーによっては、連結専用金具を用意している場合があります。
例えば、京葉興業製の樹脂製敷板については、全種類に対応した堅固な連結金具各種((株)建築システム製)が用意されています。・趣旨製敷板の穴位置、径はメーカー毎に異なるのでご注意ください。
樹脂製敷板の四隅の穴のサイズ、位置等は、メーカー毎に異なっておりますので、必ず専用の金具をご使用下さい。 - Q6床などへの敷き並べの際に注意する点はありますか?
- A6 樹脂製敷板は、素材の樹脂そのものが気温によって、膨張・収縮します。
例えば、低密度ポリエチレン樹脂の場合、気温1℃の変化によって、1Mあたり0.13mmの収縮があります。したがって敷設の際には、伸び縮みを考慮した上で敷設して下さい。
(例) スーパージュライト(京葉興業製の場合)は、設置気温が55℃の際は、工場製造時の標準気温が25℃ですので、30℃×0.13=3.9mm/1Mとなり、長手方向が1.8Mですから約3×6板の長手方向に7mmの伸びを見込んでください。(京葉興業公表値) - Q7樹脂製敷板の耐薬品性は?
- A7 樹脂製敷板のプラスチック素材により、対薬品特性は多少異なりますが、おおむね、耐薬品性は良好です。
樹脂の種類 アルカリ 酸 塩 有機溶剤
(常温下)ポリエチレン樹脂(PE) ◎ ◎ ◎ ○ ポリプロピレン樹脂(PP) ◎ ◎ ◎ ○ 塩化ビニール樹脂(PVC) ◎ ◎ ◎ △ - Q8加工は簡単にできます?
- A8 木工用の電動ノコギリ、手挽きノコ等で切断が可能です。
また電動ドリルでの穴あけも容易です。
接着は、ポリエチレン製、あるいポリプロピレン製の樹脂製敷板につきましては、難接着性樹脂のため、通常の接着剤では困難です。